2014年1月21日火曜日

オペレッタコンクール演奏会

1月18日、代々木のHakuju Hallに行ってまいりました。できた当初くらいに一度行って以来なので地図を片手に。音響設計ができすぎているのか、とにかくよく響くホール。まるで風呂の中。小声でも十分に勝負ができます。アマチュア部門の受賞者8人、プロ部門6人、そしてゲストの小林晴美先生。コンクール受賞者の皆さんは、本選のときの緊張感とは違うなあ。同じ緊張感でもヘンな堅さではないな、と感じました。もしこの演奏会が審査の対象だったら相当迷うなあというのが正直な感想でした。プログラムがバラエティに富んでいたのも良かったです。コンクール直後には、みんなアデーレとハンナ・グラヴァリなどと苦言を呈しましたが、オペレッタには素敵な曲がたくさんあるわけです。審査される側の方といえど、普通のお客様からすれば“専門の方”“勉強をされた方”なわけですから、もっといろんな曲にチャレンジしてほしいなあと思っていました。今回の演奏会では、予選本選とは違う曲をきちんと準備され、また別の顔を見せてくださった演者さんが何人かおられました。私にはそれがとても嬉しいことでした。会場にはオペレッタの好きな一般のファンの方もお見えになっています。身内だけが集まる“ピアノのおさらい会”ではありません。それを意識できたかどうか。私にはとても大切なことに思えます。終演後の親睦会で、黒田先生から今年の第3回コンクールもよろしくお願いします!と念を押されました。オペレッタの灯が続くことを願って、微力ながらお手伝いをさせていただければ本望です。

ガレリア座の出来たてチラシもはさみこみ

2014年1月14日火曜日

初稽古

「シカゴ大公令嬢」の音楽稽古は昨年9月から始まっていました。年末までの私は全体構成の考案と台本の執筆にあたっていましたので、年明けからが私の出番という感じです。いつの公演でもそうですが演出卓に座る最初の稽古は緊張します。さて、この作品をどうやって世に送り出そうか。まっさら無垢の作品に触ることの恐れでしょうか。始まってしまえば何のことはなく、スルリといつものペースになってしまうのですけれどね。今回の作品はアメリカ音楽―ジャズやチャールストンなどの要素が多く入り、一見派手でミュージカルみたいな面白さがあります。ですが作品の背景となる第二次大戦前夜の時代を思うと、単純なお祭り騒ぎでこの作品を片付ける気が私には毛頭ないのです。とはいえ、オペレッタは娯楽作品でもあります。はやりのペーター・コンヴィチュニーのような手法で何かを白日のもとに晒すというのも洒落ませんね。でも何かのメッセージは届けたい。ヨハン・シュトラウスが「こうもり」に隠したヨーロッパの勢力地図への皮肉。レハールが「微笑みの国」という悲劇のテーマに掲げた東西文化の交錯。カールマンが「チャールダーシュの女王」に忍ばせた身分社会の崩壊。楽しさや笑いといった仕立ての良いコートの裏にそっと隠された大人だけが理解できる苦い味。それが私の好きなオペレッタです。と、自分で勝手にハードルを上げてしまいました。私の稽古も始まりました。

演出初日にいきなりプロローグ完成

2014年1月7日火曜日

あけましておめでとうございます

今年はじつに三年ぶりに日本でお正月を迎えました。ここ二年はザルツブルグの妹の所で過ごしていましたので、「紅白歌合戦」がとても新鮮に感じられました。NHK内輪受けの「あまちゃん」について、見ていない人も結構いるだろうに何でここまで盛り上げるのか少々違和感を覚えつつ、司会の綾瀬はるかさんの可愛さにはメロメロになってしまいました。5歳になった愛すべき甥っ子の良太君を筆頭に妹一家が来日し、その友人で写真家のアンディも一緒に来たため、とてもとても賑やかなお正月でした。初来日の写真家氏や甥っ子のために、私の日常生活では絶対に行かないディズニーシーやスカイツリーなどにも初めて足を踏み入れました。ほとんどの日程が快晴で、写真家氏は富士山のいろいろな姿を写真に収めて大満足。富士山は日本人、外国人を問わず、人を魅了する山なのですね。

富士サファリパークからの眺め