2014年3月10日月曜日

早春の…いやまだ寒い千葉紀行

普通のサラリーマンがお仕事に励んでいる普通の平日、職場の同僚たちと美味しい物を食べに出かけます。今回は千葉の相浜。房総半島の先端に近い小さな漁港です。天気は良好。でも風が冷たくて、さすがの千葉でも上着は手放せません。漁師のうちのおばちゃんが一人で切り盛りする浜焼きのお店。アットホームなんて生易しいものじゃない。おばちゃんの一人舞台。予約をしないで到着した我々は当初明らかに“歓迎されざる客”でした。烏賊まる一杯、さざえ、伊勢海老を焼いて、それにご飯とエビ味噌汁が付いてたったの1500円!おばちゃんの心意気よ!私たち以外に予約の2グループが来店し、おばちゃんのキャパはいっぱいになりました。とてもビールをオーダーするなんて惨い真似はできず、お皿やお椀をまとめて早々に退散。その後、信心深い私たちは天太玉命を祀る安房神社と、日本で唯一、料理の神様を祀っている高家神社にお参りを重ね、外房の和田浦へ鯨を食べに!和田漁港は関東でただ一つの捕鯨漁港。「ぴーまん」という変わったネーミングの鯨料理屋に入り、竜田揚げ、刺身、ソースカツ丼、鯨焼き、ユッケなど鯨尽くしの贅沢三昧です。少しあっさりめのお肉という味わい。中生ビールがぐびぐびと喉を通ります。本当に美味このうえなしでした。街道沿いには菜の花が満開で、春の足音を感じる一日旅となりました。


すてきな浜焼き

グルメの神様

小さな相浜漁港

産みの苦しみ

こんなタイトルの文章を以前にも書いたような気がします。実際、舞台制作の現場はいつもそうだとすら言えます。にしても、今がその時です。30年に1回と気象庁が表現した2月の大雪で稽古が数回吹っ飛びました。演出プランが決まっているのに伝えられない。以前に伝えたシーンは演者の記憶から消えていく。あいだ2週間という時間は私の焦燥がピークに達するには十分な時間でした。埼玉県下の施設で行われた歌合宿。ソリストの稽古が始まっても私のいらいらは続いていました。私のイメージになかなか追いつかない演者への怒りが収まりません。久しぶりに声を荒げもしました。でもソリストのみんなは頑張りました。私も諦めませんでした。そういう空気がとても大事なのですね。ずっと一緒に舞台を作ってきた仲間だからこそ、でしょうか。徐々に稽古場の空気が変わり始めました。もちろん完全に納得したわけではないけれど、何かしら道が見えたように思えました。稽古はそういうことの繰り返し。よくこんなことを20年も続けていると思います。もちろんそれが楽しいから、なのですが(笑)。