2016年9月30日金曜日

女声アンサンブル・ラークの演奏会へ向けて

怒涛の三週連続本番が終わってホッとする間もなく、今度は10月末に行われるラークさんの演出稽古が再開です。夏の合宿にはお邪魔して、下地づくりは終わっていますが、いよいよ仕上げの段階です。演出的なメインはミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」ハイライトでしょうか。台詞あり、振付あり、フォーメーションありと、盛りだくさんの要求に、ラークの皆さんも一所懸命応えます。振付を担当するガレリア座の藤井さん。ラークの皆さんの能力を十分に引き出して、良い仕事をしてくれます。今回、私はナレーションも兼務。「サウンド・オブ~」の舞台となるザルツブルグ、ノンベルク修道院の鐘の効果音は、私の妹をこき使って、実際の修道院の鐘の音を採取してくる力の入れようです。さらに照明には、劇団四季での実績がある加藤学さんが入ってくれます。公演は10月29日(土)午後2時開演。会場は、ルネこだいら中ホールです。
稽古の様子。奥はピアノの小笠原貞宗先生。中央が指揮の北村哲朗先生。

2016年9月29日木曜日

ガレリア座の幕間劇

「マリツァ伯爵令嬢」が終わった途端、次は何をやるのですか?という質問を各方面から頂戴します。じつは内心、とっくに決めているのですが、肝心の会場が決まらず言い出せない状況が続いています。もう少しの辛抱です、関係者各位。さて、そんな公演の合間に、ガレリア座には必ずしなければならない大切なステージがあります。それは、日ごろ稽古場としてお世話になっている会館の“お祭り”。毎年、ガレリア座はこのお祭りのトリを務めさせていただいております(というのも、そのままガレリア座の面々が会場の片づけをいたします都合で)。おかげさまで地域の皆さまで、この舞台を楽しみにしていてくださる方もいらっしゃり、私たちも決して手を抜けません。昨年は、「悪魔のロベール」の公演が間近だったゆえ、その一部をご披露するという形で舞台を務めさせていただきました。今年はそういう事情もないので、一昨年と同様、ガレリア座本公演では絶対に取り上げないと私が宣言しているモーツァルトをやることにしました。もちろんお題は私の大好きな歌劇「フィガロの結婚」。稽古時間もあまりないので、今回は日本語訳詞で臨みます。もしご覧になりたい方は、10月30日(日)午後4時過ぎから。場所は地下鉄都営新宿線曙橋駅にほど近い住吉町生涯学習館にて。入場無料ですのでぜひどうぞ!
お題はフィガロ

2016年9月25日日曜日

三週連投


舞台監督の連投三週目。今週末はサンパール荒川にて佐藤一昭先生率いる荒川フィルハーモニー合唱団の定期演奏会です。荒フィルさんとは2005年第17回定期演奏会の際、佐藤先生からオペレッタの合唱曲を使って荒フィルらしいストーリーのある作品を書いてほしいと依頼をいただいて以来の長いお付き合いです。荒川にまつわる歌詞を荒フィル団員が書き、安藤由布樹先生が作曲された組曲「あらかわ」や、石川啄木の生涯を綴った合唱組曲など、最近の定期演奏会では、台本、演出、舞台監督などの仕事をさせていただきました。そして、今回の定期のお題が「山田耕筰」です。耕筰は文筆でもかなりの才能があり、彼の自伝というのがとても面白く、私は佐藤先生から本を貸していただいて、いっぺんに読み切ったほどでした。でも、それを合唱組曲の台本にするとなると、じつに難しい。本当に苦しく、筆はなかなか進みませんでした。というのも、耕筰は作曲家です。残念ながら、石川啄木が生涯の時期に応じて歌を詠んだのとは異なり、耕筰は生き様に応じて嬉しい曲、哀しい曲を書いてはくれません。耕筰の母が亡くなったときのエピソードに、楽しい曲調の作品を添えるわけにもいかず、さて、何を選曲して、どう物語とくっつけるかとなると、これはもう難題中の難題をいただいたとしか思えない状況に至りました。

それでも時間は無情にも過ぎてゆきます。私が書かなければ、小川先生も作曲できません。曲の遅れは、合唱団の練習時間に直結します。悩み、迷った挙句、耕筰の代表作「この道」を、耕筰の人生の《道》として、彼が転機を迎えるたびに変奏の形をとって何度か登場させようと私は考えました。ヒントはムソルグスキーの「展覧会の絵」です。印象的な組曲の冒頭を含めて、全曲で何回か演奏される《プロムナード》のような役割を「この道」に果たしてもらおうと意図したです。
本番、一週間前の稽古で、私は初めて耕筰組曲の全体を耳にして、小川類先生が私の意図を完璧に実現してくださったことに感謝しました。短い稽古時間しかなくなってしまったことで、荒フィルに対しては申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、スピリットあふれる荒フィルのこと。本番は熱のこもった演奏を聴かせてくれました。舞台袖で、ひたすら感謝!でした。
 下手袖の舞台監督席にて
 リニューアルして座りやすいと好評のサンパール荒川の客席
 熱のこもったリハーサル
指揮の佐藤先生、ピアノの原先生、お疲れ様でした

2016年9月18日日曜日

本番終わって一週間



一週間くらい余韻に浸っていたいところだけど、そうもいかない裏事情。日中は仕事として「ミュージカル講座発表会」の仕込みを四谷区民ホールで行い、夜は荒川フィルハーモニー合唱団の稽古に乗り込みます。四谷ではまたもリノリウム引き。私はなぜか毎週リノを引いています(笑)。ミュージカル講座は新宿文化センターの人気講座の一つで、元劇団四季の本徳先生が優しく、厳しく指導を続け、発表会では大人も子どもも日頃の顔とは別人のように歌い、そして演じます。
荒川では、私が台本構成を担当し、ガレリア座「マリツァ伯爵令嬢」でハックブレットを弾いてくださった小川美香子先生のご主人、作曲家の小川類先生が作曲をしてくださった「この道~山田耕筰 青春譜」の稽古が行われました。この合唱団のための書き下ろしという贅沢な作品です。当然、日本初演。私はガレリア座が忙しく、ようやく本番一週間前になって稽古に参加できました。類先生とは二度目のお仕事ですが、現代音楽や映画音楽など多彩な仕事をされている類先生ならではの世界観が、耕筰の世界と融合して、たいへん魅力的な音楽となっています。耕筰役には私の盟友でもあるバリトンの北村哲朗さん。恋人役には新宿オペレッタ劇場ファミリーの一人、家田紀子さんという、これまた贅沢な配役でお届けします。本番は来週9月25日の日曜日、サンパール荒川の大ホールです。

 四谷区民ホールにて仕込みの最中
翌日はミュージカル講座終了発表会です

2016年9月12日月曜日

お客様とメンバーに御礼

無事、大きな事故もなく舞台が終わりました。まったく宴の後とはよく言ったものです。あんなに華やかで、たくさんの人の思いを乗せた舞台が、バラシをすべて終えて何もなくなってしまうのです。ただ、人々の思いのなかにだけ残る。それが舞台の素晴らしさなのでしょう。アマチュアの私たちの拙い芝居に3時間以上もお付き合いいただいたお客様に何より感謝です。そして団員とスタッフの皆さんにも。ありがとう。
 ネタバレになるので本番終了まで隠しておいた写真を公開です。
これは「愛の妙薬」のときに東宝舞台さんが作ってくれた馬車。一瞬だけ登場します。
この犬はベスといいます。座歴は長いのです。
今回は犬小屋を作ってもらってご機嫌。幕ごとに居場所が変わったのですが気づきました?
 マリツァの家の建て込み風景です。大泉美術、細川さんの力作です。
 裏から見ればこんな感じ。
 客席から見ればこんな感じ。
 照明を当てるとこんなにきれい!
 照明の寺西巨匠の冴えをご覧あれ! 時間が夕方へと近づきます。
 暮れなずむプスタ(ハンガリーの平原)
 さらに時間は遅くなります。すごいでしょ?
 リハーサル風景です。
3幕の三重唱。踊りも息ぴったりです。

2016年9月11日日曜日

さあ、本番です!

この日は必ずやってくるのです。本番当日。暑い日も、雨の日も、ときには無理して仕事を休んで稽古を積んできた成果を皆さんにお見せできる日です。いろんな人の思いが舞台にはあります。でも、最後は楽しんでほしい。聴衆の皆さんにも、そして団員たちにも。音楽はのりのりで、ちょっぴり泣けるかも。どうぞお楽しみに。もちろん当日券もあります。
 オケピットも準備完了
マリツァ、故郷ハンガリーに帰る!というシーン

2016年9月10日土曜日

舞台仕込み

いよいよ練馬文化センターに乗り込みます。今日は仕込み。朝6時30分から大道具運搬部隊の精鋭たちが動きます。力自慢の屈強なる男たち。舞台にはいろんな人々が必要なのです。金曜日の幹線道路。通勤の車に交じって運搬部隊は進みます。もちろん到着は時間前に。プロの掟です。9時前には会場で、運搬部隊と仕込部隊が合流。気合が入りまくります。事務所との連絡、リノリウム引き、大道具の建て込み準備など流れるように作業が進みます。年1回の公演であっても毎年やっていれば阿吽の呼吸になるから不思議です。午後には照明に舞台を明け渡して事実上、今日の作業は終了。さてと。明日はいよいよオケを入れてのリハーサルです!
力を合わせて床にリノリウムを引きます
 仕込みが始まるよー
練馬文化センター大ホールを舞台から見ると…

2016年9月5日月曜日

GPの様子


公演まで一週間を切りました。少し前のことになりますが、GP(ゲネラルプローベ)、総練習の模様をお届けします。舞台は本番の実寸をテーピング。衣装や小道具もできるだけ本番仕様で臨みます。子どもたちや、ハックブレットの小川美香子先生も参加して、いよいよの緊張感が場を包みます。演出卓には照明の寺西さん、音響の小山さんの両巨匠と、ヘアメイクの林さんが座ります。さあ、みんな、がんばるぞ!
 GPの会場をみんな総出で仕込みます
 コンマス山内さんとオケのメンバー
 第1幕開始早々の子どもたちのアンサンブル
 ミハイ役のヴァイオリニスト早川君とハックブレットの小川先生
稽古は順調に進みました