2016年10月31日月曜日

ガレリア座 お祭りに出る


お祭りといっても、日ごろ、活動をしている会館のお祭りのこと。毎年、トリを務めさせていただいております。私は昨日のラークの本番に続いてなので少々疲れ気味でございました。でも、ガレリア座メンバーは皆、精一杯、「フィガロの結婚」を歌い演じてくれました。打上げの時、話題になったのは、どうして「フィガロ」なの?こんな短い練習期間しかないのに、どうして私が一番好きなオペラをパパッとやっちゃおうって気になったのか?という点でした。私はガレリア座の本公演でモーツァルトをやらないと昔から宣言してきました。どうせ、アマチュアがやっても下手がバレるだけだから。これは私にとっての本当の理由です。だからガレリア座は有名オペラに手をつけません。でも、遊びならいいかな。もちろん真剣に手を抜かずに遊びます。とすると、ひと月で十分。三か月やっても発声や、根本の音楽性には手が付かないし、その意味では4週か12週かは大きく違わない、それが私の結論です。でもひと月が、真剣に考えたり、創意工夫したりするのに短すぎるわけではありません。実際、今回出演したメンバーは皆、それを実践していましたから。成長するガレリア座がここにもありました。
 スザンナとマルチェリーナ けんかの二重唱
 スザンナが衣装部屋から出てきて伯爵夫妻はびっくり
 第2幕フィナーレ アントニオが証拠の品を伯爵に渡す
第2幕フィナーレ モーツァルト得意の大アンサンブルとなる七重唱

2016年10月30日日曜日

心地よい本番に立ち合って

すっかり肌寒くなった10月最後の週末。私は舞台三連投の初日、まずは女声アンサンブル・ラークの本番です。指揮の北村先生に望まれてこの合唱団の演出やステージングに携わり、ガレリア座とはまた違った楽しさ、充実感を味わうことができました。どうやれば合唱団を主役にして輝かせることができるのか。完全裏方に徹するガレリア座とは違って、司会者を兼ねながら、舞台を切り回していく責任を感じながらの一日になりました。いみじくも打上げの席で団員のお一人がおっしゃった感想。ラークの団員それぞれが、きちんと主張しながら一つになって舞台を盛り上げた。そう、それが音楽のあり方だと私も思います。指揮者の指図に隷属することなく、対等に、刺激をしあって、作品を、そして舞台を作っていく。北村先生も、伴奏の小笠原先生も、それをひしと感じられて、集中力の途切れない素晴らしいステージだったと思います。私自身、どれだけのことができたのか、定かではありませんが、少しはお手伝いができたようにも思います。ホール外の寒さとは対照的に、心がほっこり温かい演奏会でした。
本番前の通し稽古より
 照明は二度目の手合わせとなった加藤さん
教会のシーンでは天板にステンドグラスが

2016年10月17日月曜日

多忙な日曜日

暖かく気持ちのいい日曜日でした。午後は、妹の武蔵野音大のピアノの恩師、故川﨑隆先生の奥様、川﨑周子先生のリサイタルに行きました。隆先生が亡くなってお気持ちを落とされていたと思いますが、ピアノがまた周子先生に力を授けたのだと思います。隆先生のお弟子さんと弾く連弾や、ソロの曲、そのどれもが誠実で、力強い悦びに満ちた音楽でした。周子先生、素晴らしかったです。でも、ワルツ「南国のばら」を弾き終えて、「あー、ワルツじゃなくて盆踊りになっちゃった!!」と言って私のところへ来るのは、ほかのお客様が???となるので勘弁してください。終演後のごあいさつもそこそこに、中央線に飛び乗って、夜はルネこだいら中ホールにて、女声アンサンブル・ラークの総練習に立ちあいました。借りている時間枠が18時~22時というタイトなスケジュール。そのなかで、ひな壇を仕込んで、場当たりをやって、全曲通して、全部バラして…細心の交通整理でどうにか稽古を進めました。今回は自分で表に出て、司会進行までやるものですから、これが私には殊のほか重荷。稽古終わりはくたくたで、北村先生と拙宅近所の「サイゼリア」にて、遅い夕食をとりながらの反省会。先生と、なんだか毎日会ってますね、と笑いながら好物のボロネーゼを食べました。
川﨑周子先生リサイタルまもなく開演

ラークのGP、交通整理の腕の見せどころ

2016年10月15日土曜日

日本橋は快晴なり


土曜の朝8時の茅場町にビジネスマンの姿はありません。少なからずジョギングを楽しむ人々。平日は目立たない僅かな住民たち。そして仕込みにやってきた舞台監督一名。すなわち私。本日は北村哲朗先生が指揮をする三友合唱団の本番です。聞けば、私は82、私は81と、見た目にはまったくわからない人生の先輩たちも元気に集合します。会場は日本橋公会堂。客席は300少々で、なかなかの雰囲気。こじんまりした二段の雛壇を組んで、その下手にはどでかいベーゼンドルファーのフルコン。たいへんな存在感でございます。一年かけて一所懸命に稽古をしたメンバーの努力が素敵に開花します。そのお手伝いができるというのは幸せなことです。昔、この合唱団のソリストに迎えられた父のことを思いながら、少しは御恩返しができたでしょうか。
 日本橋公会堂の客席、なかなか洒落てます
70周年伝統の歌声
モーツァルトのVesperea

2016年10月7日金曜日

三友合唱団

はじめてお付き合いさせていただく合唱団です。指揮者の北村哲朗先生から、今度、演奏会をやるので舞台監督だけ頼まれてほしいというご要望がありお引き受けしました。三友合唱団の創立はなんと1946年。終戦の翌年です。三井グループの合唱愛好家の皆さんにより結成された由緒正しい団体です。若かりし小澤征爾氏が稽古指揮をしたというエピソードまで持っていらっしゃいます。じつは、私の亡き父、八木原良太郎が武蔵野音楽大学在学中に、こちらの第2回定期演奏会にテノールのソリストとして呼ばれています。昔からの団員さんが当時のプログラムを持っていらして、記念にと頂戴しました。まさか親子二代でお世話になるなんて!これもご縁です。はじめて伺った外神田の稽古場は、歴史と、伝統と、今なお衰えることを知らない音楽を愛する熱気に包まれておりました。
 稽古場は外神田の教会です
北村先生の熱のこもった指導

2016年10月3日月曜日

ルネこだいら打合せ

ラークの演奏会に向けて会場打合せに向かいます。2014年6月1日、ガレリア座の公演「シカゴ大公令嬢」以来、久々に来ました。駅前が微妙にひなびた感じのするのが、私のお気に入りです。小平駅北口は有名な小平霊園があり、ホールは南口にあります。霊園への配慮なのでしょうか。南口もあまり活気がありません。よく言えば落ち着いている…。ガレリア座が打上げに使った居酒屋も、道1本奥まってあるので、駅前からは見えません。ミスタードーナッツやケンタッキーたちも、なんとなく静かにお行儀よくしている感じがします。そんな不思議な雰囲気の駅前から徒歩3分。ルネこだいらの目印は巨大な郵便ポストです。懐かしいなあ。数回公演をさせていただいているので、そんな風に感じます。打合せに立ち合っていつも思うのは、これ、アマチュアは緊張しますよね。合唱団の演奏会や、ピアノの発表会でも、最低限の舞台用語は出てきますし。だから私のような仲介者の出番もあるのでしょう。小平の舞台の方は優しくて、打合せは順調に終了。あとは中身に集中するだけです。
 ルネこだいらの目印「日本一大きなポスト」
ひなびた小平駅前